atsurow音楽室

名曲フリースタイルカバーと新音楽

つまずきながら辿り着きたい場所 ウグイス/スネオヘアー

あいにくも僕たちは

低速の毎日で

色を忘れた世界には

可笑しくて噴出した

なまぬるいウォータまるで

輝いてる

星のように

空を飾る光さえ 今は届かずに

 

風も染めてく
目の前の情熱がほら
騒ぎ出すような気配
遠いな 両手に掴みたい物
ほら きっと心の中に溢れてる

 

何だっていいんですか

偽りのトーク&スマイル

覚えていやしない顔達

消えないよ どうすんだ

純白なノートに

シミのように滲みだして

すぐに変わる気持ちさえ 今は愛しくて

 

ウグイス色の香りの中ほら
君が歩き出す世界
遠くないその手を 握り返したら
いつか瞳の中に溢れてる

 

時間を染めてく
目の前の情熱にほら
溶け出すほどの気配
遠いな 両手に掴みたい物
ほら いつも心の中に溢れてる

ウグイス色の香りの中ほら
いつも心の中に溢れてる

つまずきながら辿り着きたい場所
さがして さがして 求めて

こぼれる

花びらフワリと姿を変える
瞬きするたび二人を変えてく

 

Words:Kenji Watanabe

 

 

 春に聴きたい名曲。

曲調も爽やかですがすがしい。

軽快なバイクのアイドリングがドラムのビートとシンクロする冒頭は

何度聴いても新鮮。

 

 

 

可笑しくて噴出した

なまぬるいウォータまるで

輝いてる

星のように

空を飾る光さえ 今は届かずに

 

さがして さがして 求めて

こぼれる

花びらフワリと姿を変える
瞬きするたび二人を変えてく

 の部分は寄木細工のようで

実に巧妙で美しい。

 

花びら

が何の花を指すのかは明示されないけど、桜の花と考えるのが妥当か。

 

至福の一杯 「Planet」(ねごと)

 

 ロックとエレクトロニカとダンスビートの

ナチュラルかつポップなサウンド

スウィートでありつつ刹那いボーカル(ドライからウェットまで自在の七色ボイス)

が紡ぐハイセンスワードたちの融合。

 

 

プログレッシブロックの最終到達点ともいえる「ねごと」をスルーしていたなんて。

 

昨今のヒットチャートの曲を聴いてもほとんど心動かされないくらいには

素晴らしい音楽とめぐりあっていると悦に入ってた自分を蹴跳ばしてやりたい!

 

 

 「ねごと」のきら星の如き名曲達の中で
「planet」は
“トッピング全部乗せ”
なのになぜかローカロリーといった感じで
満足感は半端ではない割に何度リピートしてももたれる事無く
未だ飽きずにヘビロテしているし、これからもし続けるであろう類い希なる至極の品。

もし、タイムマシンで過去に戻れるとしたら色々したいことはあるけれども
まずは「ねごと」のライブに参戦し、

「アシンメトリ」で踊り狂った後、
「planet」で“イエス!”を思いっ切り叫びたい。

3月9日を3月10日に歌うわけにはいかない

 

 

流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます

溢れ出す光の粒が
少しずつ朝を暖めます
大きなあくびをした後に
少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入口に立ち
気づいたことは 1人じゃないってこと

瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい

砂ぼこり運ぶ つむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで 見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ

この先も 隣で そっと微笑んで

瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい

 

Words:RYOUTA FUJIMAKI

 

 

 

 

 

 

レミオロメンの曲はとても不思議である。

 

イントロの1フレーズだけで聞いた者の心をとらえてしまうほどの

卓越したメロディに乗せて歌われる歌詞は

「今、その話題してましたっけ?」といった感じの前後を無視したような妙なフレーズが唐突に飛び込んでくる。

ただ、研ぎ澄まされたフレーズがモザイク状にちりばめられているので、単に内容のないノリで作ったような数多ある曲とレミオロメンの曲とは一線を画すように思われる。

まあ、歌詞の深淵を追求したところで藤巻ラビリンスに迷い込むだけであろうけれど。

 

「3月9日」はPVの影響もあってか学生の卒業式のイメージがなんとなくあるけど(ドラマ風なのは良いとして個人的にはPVにセリフは入れてほしくないなぁ。)歌詞を見る限り卒業を想起させるようなものはない。(”新たな世界”などはどちらかというと入社入学のイメージ)”私”と”あなた”は単純にカップルと考えるのが自然だし。

海援隊の「贈る言葉」のように作者の意図と世間のイメージが乖離している作品は沢山あるから仕方ない事ですが・・・(プロモーション、タイアップの功罪) 

 

3月9日は風景描写がとても際立っていて、印象深い

歌詞の世界が3月9日その日の出来事、心象だとすると 夕→朝→昼前という構成は計算ではないとしても春の訪れを待つ歌としては凄く効果的。

 

ただ、相手を想う

純粋なラブソングとして、とてもいい曲だと思います。 

 

(chords) ※準備中

 

風の日/ELLEGARDEN 誤訳②

自分を偽る必要なんて、

これっぽっちもないよ。

誰のものでもない、君だけの物語なんだ。

 大丈夫。

どんなときでも

僕は君のそばにいる。

 

こんな顔を見せるのは

ほんとは好きじゃないけど
僕だっていつも
ピエロみたいに 笑えるわけじゃないから


雨の日には濡れて

晴れた日には乾いて

寒い日には震えてるのは当たり前だろ
次の日には忘れて

風の日には飛ぼうとしてみる
そんなもんさ


泣いたことのない君は

とても弱い人だから
誰かに見られて
優しくされると 崩れそうになるけど でも


雨の日には濡れて

晴れた日には乾いて

寒い日には震えてるのが当たり前だろ
次の日には忘れて

風の日には飛ぼうとしてみる

そんなもんさ
僕らはほら


It's OK
Go cry Go smile
It's something good to do to live as you want
I'm on your side
Your life is all yours
So don't let other people force you to be good
Be kind to yourself


雨の日には濡れて

晴れた日には乾いて

寒い日には震えてるのは当たり前だろ
次の日には忘れて

風の日には飛ぼうとしてみる

だから
雪の日には凍えて

雷には怯えて

月の日には辺りがよく見えたりもしてて
次の日には忘れて

風の日には飛ぼうとしてみる

そんなもんさ


僕らはそんなもんさ

Words:TAKESHI HOSOMI

 

 

ELLEGARDENは僕の中では洋楽である。

 

単に英語の曲が多いからというのではなく、

サウンド言葉の使い方がシンプルでありながら力強い。

そう、

一昔前の、僕らが純真に憧れを抱いていた頃の洋楽である。

たとえ日本語詩の曲であってもその感覚は変わらない。

 

細美氏のクレバーかつ飾り気のない人柄がこの「風の日」には凝縮されている。

と思うのはあくまで個人的な解釈である。 

 

原曲はロック調ミドルナンバーだが、

弾き語り曲としても輝きは全く色褪せないという予感は的中した。

(chords)

F

play F

intro

F

verseⅠ

F  G  C(③C,Am7) 

verseⅡ

F  G  C(③C,Am7 ④C,C7)

chorus①

FM7 G  C Am7(②Am,Am7)

Interlude

Em FM7  G 

verse o

C G FM7 

chorus② FM7 G  C Am7(②Am,Am7) ③FM7 G 

真実の愛は涙色 TRUE LOVE/藤井フミヤ

 

 

振り返ると いつも君が笑ってくれた
風のようにそっと

まぶしすぎて 目を閉じても浮かんでくるよ
涙に変ってく

君だけを信じて 君だけを傷つけて
僕らは いつも はるかはるか遠い未来を
夢見てたはずさ

立ち止まると なぜか君はうつむいたまま
雨のようにそっと

変わらないよ あの日君と出会った日から
涙に変っても君だけをみつめて 君だけしかいなくて
僕らはいつもはるかはるか遠い未来を
夢見てたはずさ 

words by Fumiya Fujii

 

 

「名曲というのは、歌詞もコードもシンプルなんだよ」

と誰かが言っていた。僕の頭に真っ先に浮かんだのは

「TRUE LOVE」

確かにシンプルな楽曲だけど実はとても奥深い。

原曲は呼応するように響くギターの音色達とフミヤさんの無二のビブラートで圧倒される。

 

歌詞の秀逸な点を一つあげるなら、「TRUE LOVE」というワードが無いこと。

(匂わせるようなものも微塵もない)

 

おそらく永遠に還ることのない大切な人のことをただ想っている詩

そのタイトルが「TRUE LOVE」

これほど美しく悲しい詩はない。

 

コードはギターソロ全部が名フレーズになる魔法のコード。

 

(chords)

C#

play (capo1)C

intro

C

verse

C G/B Am7 C/G(*v4 C7 A7 ) F G  C(v2,4→C7)

chorus

F G  【C・ G/B】 【 Am7 C/G】

F G  【Am・AmM7】 【C/G・F#m7-5】 

 

Blackbird /The Beatles B-side(song) ギター初心者が楽器屋の試し弾きで弾けるぜアピールするには

流行りの曲なんて弾くのはダサいし、コアな曲だと単なる自己満足。

試し弾きに向いた曲ってなかなか無い。

 

曲を知っている人に対しては「お、渋い曲弾くなぁ」と思わせつつ

曲を知らない連れをも感心させる曲 

そう、そんな時はこの

「Blackbird」

・Low→Highまで鳴らせる 

・メロディが素晴らしいので歌なしでも聴ける

・コード知らなくてもパターンで弾ける 

ツーフィンガーは見た目もかっこいい 

まさに試し弾きのための名曲。

 

Blackbird /The Beatles A-side(words) 誤訳①

 

真夜中

起きているのは

きっと私だけ 

 

“自由を”

 

鳥の声響く

 

落ちくぼんだ眼 

小さな翼はあちこち破けている

それでも私は飛ぶ 

あの光を目指して

 

Blackbird singing in the dead of night

Take these broken wings and learn to fly

All your life

You were only waiting for this moment to arise

 

 Blackbird singing in the dead of night

Take these sunken eyes and learn to see

All your life

You were only waiting for this moment to be free

 

Blackbird fly

Blackbird fly

Into the light of the dark black night 

 

...(words:Lennon-MaCartney)

 

英語を専門的に学んだことのない私は、洋楽CDの歌詞カードの訳にずっと違和感を持っていた。

不自由な言葉

彼女たちを飛び立たせたい。

そのための誤訳 

 

私だけの言葉

 

たとえば

Blackbird ≠Youの方が私にはしっくりくる。